学生の能力開発
STUDENT ABILITY DEVELOPMENT
愛媛大学は、学生が卒業時に身につけていることが期待される能力を「愛大学生コンピテンシー」としてまとめ標榜すると共に、その修得を可能とする様々な機会の提供に努めています。なかでも本学が「準正課教育」と呼ぶ教育活動・学生支援活動に類する種々のプログラムはその実例となっています。「準正課教育」を含め、本学の特色ある教育活動の例については、以下のページをご参照ください。
教育企画室が取り組む学生の能力開発
教育企画室は、愛媛大学が教育の目標として掲げる「豊かな創造性、人間性、社会性を備え、次代を担う自覚と誇りをもつ優れた人材を社会に送り出す」ことを実現するために人間性と知性の両側面から学生の能力開発に取り組んでいます。
人間力育成・向上の取り組み
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愛媛大学リーダーズ・スクール(ELS)
リーダーシップに関連する知識・スキル・マインドの修得・向上を目指し、学生の人間的成長を促進するとともに、大学の活性化と社会貢献を目指すプログラムです。正課・準正課教育を組み合わせたユニークな内容となっており、教育企画室がプログラム開発、授業の担当、学生への個別支援を行なっています。
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西日本学生リーダーズ・スクール
学生が段階的に立場や文化の差異を乗り越えながら、地域や国際社会で活躍するために求められるリーダーシップを体系的・継続的に養うことを目的とした事業です。西日本に所在する20程の国立・私立大学が連携して異文化交流型のリーダーシップ開発ネットワークを形成し、学生及び教職員の能力開発の機会となるプログラムの企画・開発・運営に取り組んでいます(代表校・愛媛大学)。
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愛媛大学学生による調査・研究プロジェクト(プロジェクトE)
愛大学生コンピテンシーに基づき、必要な情報を収集し、的確に整理・分析した上で適切にアウトプットする能力を高める教育の実践に取り組んでいます。プロジェクトEはその代表例。学生らが日頃、自主的に調査・研究したいと考えているプロジェクトを大学が支援することで、授業以外の場でも自ら考え実践する能力を身につける機会とすることを狙いとしています。
学力育成・向上の取り組み
スタディ・スキル講座
愛媛大学の学生のスタディ・スキルとは、読んで字のごとく「学習の技術」のことです。現在、教育企画室では大学図書館と共同で大学の授業で必要となる調べる・整理する・まとめる・書く・表現する・伝える力を身につけるための講座を開講しています。
初年次教育(新入生セミナー)
教育企画室では、初年次教育(新入生セミナー)の支援を行っています。「知の運用能力」を高めるために、スタディ・スキル(アカデミック・ライティング、情報整理法、ロジカル・シンキングほか)やプレゼンテーション・スキル、コミュニケーションに関するスキルの向上を狙いとしたパッケージ授業を各学部からのリクエストに合わせて提供しています。また、テキストの開発も行っています。
ティーチング・アシスタント(TA)、ステューデント・アシスタント(SA)の能力開発
教員の授業をアシストするTA・SAの能力開発を行っています。TA・SAの業務は実験室の準備や授業時間中の資料の配布、グループディスカッションのファシリテーションなど多岐にわたります。これらの業務を行う基礎として教育スタッフの一員であるという自覚を持つこと、また授業を支援するために必要なスキルを身につけることを狙いとし、且つTA・SA制度を教職員‐学生‐TA/SAの三者にとってより有益な制度にするために、TA・SA研修会の企画・運営や『TA・SAハンドブック』の作成・配布を行っています。